昔からよく知る食堂へ足を向ける。入るのはずいぶんひさしぶりかもしれない。私はこことペナンの西南茶室で「ドライワンタンミー」を知った。麺がスープに浸かっていずに、ワンタンまでもが麺と共にはなく添えてあるスープの中に沈んでいる。これがワンタン麺なのかと困惑した覚えがある。タレでしっかりと和えてあるその麺はパサパサした感じがまったくなくそれだけでもりもりと食べられる。適度なコシが感じられておいしい。ドライワンタンミーのワンタンは麺と共にする菜の一つでしかない。主役は麺。麺がおいしいのだ。それを痛感する一皿だった。
汁なし雲呑面 9リンギット(約280円)
冠記 Kedai Koon Kee
10:30~14:30 定休日なし
2023年6月某日13時半頃に訪問