あまり詳しくは知らないのだけど、インドは基本的に牛の屠殺や牛肉の販売はできなくて、それができるのはコルカタを擁する西ベンガル州を含むいくつかの州しかないらしい。コルカタの街中で見る「No Beef」の看板もインド国内では少し物珍しいものなのかもしれない。コルカタではイスラム教徒の食堂では牛肉を出すことがあるから、牛肉を取り扱っていないお店はおそらく牛肉を食べないヒンドゥー教徒に向けて「当店は牛肉は扱っていませんよ」とアナウンスしているのだと思う。そういうわけで、コルカタならではの牛肉のビリヤニが食べたくなった。ほんとうはコルカタビリヤニが食べたかっただけなのだけど、せっかくだから牛肉のビリヤニが食べたかった。
コルカタビリヤニはおいしい。香り高く滑らかだ。ごはんだけでおなかにするすると入ってしまう。牛肉は小さな塊が2つ入っているだけだったけど、ほろほろにやわらかいお肉でとてもおいしかった。
牛肉のビリヤニ（ハーフサイズ） 50ルピー（約80円）
