ララヌードルは丽丰(麗豊)茶餐室という複数のストールからなるオールドコピティアムで近隣のオフィスワーカー向けに炒飯などのありきたりな食事を提供していた一軒のストールが15年前から出しているメニューで、店主の家庭で家族に人気だったものをお店で出してみたという経緯があるのだとか。あまりに人気になりすぎて、去年大通りを隔てたチャイナタウンにララヌードルを看板メニューとしたレストランを開業。そのレストランがミシュランに掲載されたらしい。ちなみに、店主一家は客家だそう。
本家はコピティアムの中にあるよくある感じの小さなストールで、若い青年が数人忙しそうに動いていた。ここは現在は2代目が切り盛りしているらしい。さっそくララヌードルを注文して空いている席に腰掛ける。すぐさま飲み物ストールの人がやってきて何を飲むか聞く。正しくコピティアムといった感じの流れだ。そうこうしているとすぐにララヌードルが運ばれてきた。お代を渡してさっそく向き合う。いい香りがする。
スープは先日初めて食べたララヌードルのスープとは違って作り込んでいる感じがした。味も濃い。ビーフンにはそういうほうが合うのかもしれない。だけど、想像していたあの優しく純度の高いあさり出汁の液体とはだいぶ違ったので、少し面食らってしまった。最初に食べたときの鮮烈な印象に囚われることはよくある。おいしかったのだけど、少しくどく感じられた。仕切り直してまたそのうち食べに行ってみたい。
啦啦米粉 15リンギット(約460円)
丽丰茶餐室 Kedai Kopi Lai Foong
7:00~16:30 定休日なし
麗豊啦啦米は8時から、月火定休(祝日の場合は営業する)
2023年6月某日12時半頃に訪問