ナコンサワンに行くと必ず行くところがある。豚モツスープのお店で、地元で人気の食堂だ。このときもたくさんある席が空いていなかった。店頭には持ち帰りでの注文を待つ人だかり。デリバリーのバイクの人たちも待っている。トムクルアンナイムー（トムルアットムーともいう）のスープはふつうは澄んでいるけど、ここのは若干濁っている。あまり見ないスタイルだと思う。旨味がたっぷり溶け出したスープはとてもおいしい。具材は様々なモツ（クルアンナイ）がひと通り入っていて、他に血豆腐（ルアット）と肉、それからバチョー（潮州語の「肉脞」）という肉団子も入っている。ここのバチョーはおいしい。私はこれが好きなので、そのうちバチョーだけで注文して思う存分頬張ってみようと思っている。今回は席を見つけて注文したものが出てくるまで20分ほど待った。ひと口目と食後の多幸感を思うと、20分や30分ならのんびり待てる。
トムクルアンナイムー 45バーツ（約180円）、ごはん 5バーツ（約20円）
