※この投稿は約1年前に訪れた食堂について書いています。
連日イスラム一色で異国情緒満天のアーメダバード旧市街を散策する中、川を渡った新市街側にチベット系の食堂を見つけたので行ってみた。住宅街の中で同じところを行ったり来たりしながら地元のおじさんに聞いてようやく見つけた。行ったり来たりしていた目の前にあった。民家のような建物の中に入ると壁一面の仏画のようなものが目に入る。いかにもチベットっぽい雰囲気だ。そして清潔感がある。床にあぐらをかいて座るスタイルがいい。しばらくすると奥から店主らしき男性が出てきていろいろ説明してくれた。チベット移民2世だと言っていたと思う。3世だったかもしれない。インドの他の地方から移ってきたと言っていた。せっかくだから何かチベットらしいものをと思ったのだけど、今回は店主推薦のチキンチョウミンにしてみた。チョウミンはインド中華としてお馴染みだけど(すでにインド中華の枠を超えたインドの軽食の代表格の一つであるかもしれない)、チベット系の食堂の定番でもある。チョウミンに辣椒醤のようなものを加えて口に運ぶと、よく知るたぐいの味に安堵と癒やしを感じる。モモもおいしい。私は自分は食に大らかなほうだと思っているけど、西アジアや中東、ヨーロッパなどに行ったら意外と苦しむのかもしれない。やっぱりまったくの異文化一色の中ではどこか疲弊するのだと思う。そういう意味でオアシスのような食堂だった。
チキンチョウミン 130ルピー(約210円)、チキンのモモ(ハーフ) 90ルピー(約140円)
Amdos Kitchen
12:30~22:00 定休日なし
2023年3月某日正午頃に訪問