小腹が空いたので雨が止むのを待ってごはんを食べに出た。タイ南部最大の都市ハジャイの中心部はさながらチャイナタウンのようで、華人の食堂がひしめいている。ホテルを出るとまだ少し降っていたけど、少しだったので構わず近くにあるシンガポール式の肉骨茶を出す食堂へ向かった。天井が高く薄暗い店内は古めかしくて雰囲気がいい。注文したのは肉骨茶ではなくてカオマンガイ。茹で鶏とごはんが別々になっていて、盛られた鶏肉の下には醤油ベースのタレが溜まっている。茹で鶏はタイのカオマンガイによくあるようなやわらかくてジューシーなものではなくぎゅっとした歯応えのある感じで、どうも肉骨茶だけでなく海南鶏飯もシンガポール式のようだった。シンガポールに親類でもいるのだろうか。おいしかった。
茹で鶏 60バーツ（約240円）、炊き込みごはん 15バーツ（約60円）
