国境の近いハジャイは昔からマレーシア人、特に華人の観光客が多い。だけど、中心部の繁華街でぽつぽつと見かける程度で、街がマレーシア人で溢れるようなことはなかった。それが今回は文字通りに溢れている。まるでコロナ以前のチェンマイの中国人観光客みたいだ。ローカル食堂でも有名店や人気店の中には訪れた人たちが中に入れずに店頭に人だかりができているところもあるほど。ここも人気のようで、通るたびに覗くとたいがい人でいっぱいだった。
おいしいスープ麺はスープがきれいだ。ただのジンクスなのかもしれないけど現にそういう経験を重ねているわけで、きれいなスープが出てくれば期待はしてしまう。ここはルークチン（つみれ団子）が評判らしいのだけど、私はまずスープに惹かれた。味がしっかりとしていて舌に沁みる。そこに米麺が浸してあるのだからおいしくないわけはない。具材は自慢の練り物に肉モツ。豪華だ。幸せな一杯だった。
豚のクイッティアオ 80バーツ（約320円）
