移転した益生に行ってきた。移転したてなのに事情を知らないのか「老舗の雰囲気」とどこかのレビューに書いている人がいるのを目にしたのだけど、若干整然としているものの、実際に老舗の雰囲気がある。あの看板さえ掲げればどこであろうとそこが益生になる、そんな個性の強さを感じる。その個性を支えているのは、お客さんたちによる部分も大いにあると思う。いつ行っても見事なまでに華人のおじさんしかいない。そして、みんなで昔ながらのビニール袋に入れた飲み物を小さなバケツに入れて飲んでいる。ビニール袋だとテーブルの上に置けないからバケツを使うのだと思う。これはマレーシアでも見たことがあるから南洋華人の喫茶文化の一つなのかもしれない。おじさんばかりが揃ってバケツを前におしゃべりしている様子は壮観だ。出ていくときに見てみたら、おじさんのうちの3人ほどが椅子の上でそのまま意識を失っていた。お昼寝もできるコーヒーショップはマイペースにその歴史を重ねていくのだと思う。
つい最近、ヤワラーの歴史について書かれた本を手に入れた。そこに益生についても書いてあるのだけど、益生のことだけで7、8ページほども割いてある。まだ読んでいないのだけど、興味深いことが書いてあったらまたここで紹介したいと思う。
ガフェーボラーン(昔ながらのコーヒー) 40バーツ(約160円)
益生老店 Easae Coffee Shop
イヤセー
5:00~18:00 定休日なし
2023年7月某日16時頃に訪問