スレンバンに着くや否やまず中央市場へ向かう。13時だからたぶんまだ食べられる。ここのフードコートはお昼時は活気があって雰囲気がいいのだけど、13時も回るとお店の大半は片付けてしまう。市場の2階へ上がり店じまいの雰囲気の中、奥にある新儒記を目指す。スレンバンに行くと必ず食べる牛腩粉。汁ありと汁なしのあんかけとあり、私は後者の汁なしが大好物だ。ぷるぷるの瀬粉(濑粉、Lai Fun)の上に粘度が強く香り高い濃厚なビーフ餡がかかっている。このお店の店主が言うには、マレーシアで最初にこの海南牛腩粉を出したのはこのお店なのだそう。1960年代に創業し、1978年以降はずっとこの市場で営業を続けている。しかし、このお店の2代目は海南人ではない。客家人である婿が継いで看板を守っているのだ。客家が伝える海南島の味。今回もおいしかった。
牛腩粉(干) 9リンギット(約280円)
新儒記 Seremban Beef Noodle(Pasar Besar Seremban)
7:00~14:00 火曜定休