何年も前から気になっていたお店に初めて行ってみた。何度もお店の前を通っているのに長いこと一度も入る機会がなかった。食事はタイミングや気分にもよるから、合わないとそういうこともある。今回はここで食べるためにわざわざ出かけて行った。メニューのラインナップといい店内の雰囲気といい華人色の濃厚な食堂で、ヤワラーかハジャイの街中にでもありそうな感じだ。この辺りでは珍しい。看板メニューのローストダック他、魅力的なメニューがいろいろあるのだけど、ゴイシーミーがあるからまずゴイシーミーを食べてみることにした。点心もあるみたいだから、蝦餃も注文した。飲み物は菊花茶で。欲しいものが全部揃っている感じがして、ごはんが出てくる前から妙な満足感と安堵感を感じる。出てきたゴイシーミーはすごくよかった。まずビジュアルがいい。出てきたときに「わー」と声が出た。迫力があってゴージャスだし、見るからにおいしそうだ。夢中で食べたので味の細かいことは覚えていない。ゴイシーミーを平らげて口を拭き、ああおいしかったとたった今まで向き合っていたゴイシーミーの姿にうっとりと思いを馳せて、そこでようやく蝦餃のことを思い出したぐらいだった。慌てて口の中に放り込んだ蝦餃も同じくおいしかった。近いうちにまた行きたい。
ゴイシーミー（きのこ抜き） 70バーツ（約290円）、蝦餃 30バーツ（約120円）
8:00〜20:00 月曜定休
